四季を通じて、花が咲いている庭は、一年中、庭のどこかで花を咲かせ楽しませてくれます。
隣家がすぐ近くに迫っているため日が当たらなかったり、塀などでいつも日陰になってしまう庭がよくあります。
でも、上空が開けてを使った庭づくりをご提案できます。
強光線下よりも適度な日陰の下でこそきれいに発色してくれる斑入りの葉の植物や、直射日光が当たる場所よりも日陰の方が藻れが軽減される利点があるので、水鉢など水景を取り入れるのにも最適です。
また、水は景色だけでなく音や動きという要素をもたらしてくれます。
日陰の庭だからとあきらめず、日陰であればこそ味わえるしっとりと落ち着いた空間をデザインしていきます。
狭い場所に植物を入れたらさらに狭くなってしまうと思いがち ですが、実際に植栽したり、園路を設けたり、ガーデンアクセサリーや造作物を上手に使い全体を統一した庭は実際よりも広く感じられます。
そのようにするには、遠近感や錯覚で奥行きがあるように感じさせたり、視線と動線を左右上下に振らせることにより、変化や広さを感じさせることができます。
さまざまな方法を巧みに使い分け、狭い庭、限られたスペースを快適に、さらに心地良いこだわった空間をデザインしていきます。
自然素材を使うことで経年の変化によって落ち着いた印象を与えてくれるとともに、植物との相性が良いからです。
自然素材を使うにあたっては、現場ごとにあてはめて、なじませる繊細な技術を必要とされることも少なくありませんが、熟練された職なわず表現しています。
時間に追われがちな日々に疲れ、人は心地よさや癒し、自然を求めているはずです。
いちばん身近にある自然が自分の庭であるといい、そんな“自然と共有する庭づくり”をこれからも取り組んでいきます。
ライトアップされた専用庭でゆっくりくつろぎ、落ち着いた時間をお過ごしください。
日中の疲れが癒されます。